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2006年03月16日

スペイン・アンダルシア旅行記 ヘレスを満喫

Posted by イガ at 13:26

3月16日(木) ヘレス(Jerez) (晴れ)

04:30 目覚め。はいはい時差ボケね。

07:00 起床。朝食にパンを2個、ヨーグルトを1個、フルーツ・ジュース。

09:00 インフォメーションへ向けて出発。

09:10 インフォメーションに到着。開始時刻を見ると9:30とのこと。んー、あと20分か。待つことにする。時間ぴったりには開かないかもしれないと思ったけど、パブリックな施設だから大丈夫だよな、と判断した。側のベンチへ。

09:30 やっぱり開かない。中を見ると掃除をしている。女性が外を掃除しに出てきたので「まだ?」と聞くと「9:30からよ」と言う。もう9:30なんですけど、って思ったけど「あっそ」とまたベンチへ。

ところが!通りの角にある天気と時間を表示する電光掲示に「8:40」と表示されている。はぁ?何が起きているんだー!そうだ、きっと時差だ。いつからだ?スペインにきてからずっとか?懸命に記憶を辿る。セビージャ(Sevilla)では時間通りのバスに乗れた。ってことはヘレスに来てからか?そうだ、きっとそうだ!(オイオイ)宿に帰ってからホテルの若旦那に聞こうかと思ったが、アホかと思われるのが嫌なので今すぐ横に座っている老人たちに聞いてみよう。

イガ「すみません、セビージャとヘレスって時差あります?」(バカな質問だ)
老人たち「ないない。カナリア諸島(Islas Canarias)にはあるけどイベリア半島(La Península ibérica)には無いよ。」
イガ「そうだよね、どうもありがとう。」

わかった。昨日の夕方に目覚しを止めた時だ。18:00に起きたはずなのに19:00だった。この時計はボタン一つで色々と世界の時刻やサマー・タイムの設定ができるからへんなボタンを押してしまったらしい。バカ丸出しの日本人だ。インフォメーションの女性だって「張り出してあるじゃん」って思ったよね、きっと。

というわけで昨日の19:00からここまでの行動記録は1時間進んだ時間になっています。

08:45 再度サンティアゴ地区に向けて出発。バル・アルコ・デ・サンティアゴ(Bar Arco de Santiago)開いているといいなぁ。

09:00 サンティアゴ地区に到着。でもやっぱりバル・アルコ・デ・サンティアゴは閉まっていました。この前来たときから開いている形跡が無いような気が・・・。ちなみに前回は夕方に来たけど、モライート(Moraito)の義理の兄(タクシーの運転手)にバル・アルコ・デ・サンティアゴが閉まっていたことを話したら「あそこは午後は閉まるんだぞ」と言ってたんだけど今度は早すぎたかいな?ちなみに向かいのサンボ(Zambo)の魚屋は開いてて、前を通った時に中をチラ見したんだけどルイスでもホアキンでもなかったので今回は素通りしました。

09:05 前回来た時に見落としていたテレモート・デ・ヘレス(Terremoto de Jerez)の像を発見。サンティアゴ教会の前に位置する広場にマヌエル・ソト”ソルデーラ”(Manuel Soto "Sordera")、ティオ・ホセ・デ・パウラ(Tío José de Paula)に続く3体目の像だ。ははーん、この像は写真で見て、てっきりペーニャ・フェルナンド・テレモート(Peña Fernando Terremoto)にあるとばかり思っていたけどここにあったんだ。ペーニャ・フェルナンド・テレモートでは探したけど無くておかしいな、と思ってたんだよね。見つかって良かった。まだ他にもあるのかな、と思って通りすがりの女性に聞いたらこの3体だけとのことだった、本当かな。
フェルナンド・テレモートの像

09:10 アンダルシア・フラメンコ・センター(CAF:Centro Andaluz de Flamenco)に到着。サンティアゴ教会の目と鼻の先のサン・ホァン広場(Plaza San Juan)にある。受付で挨拶だけして入る。入るとまず綺麗な中庭があって、1階の奥はギャラリーになっている。過去の名手たちの絵がずらずら飾ってある。
マヌエル・トーレ(Manuel Torre)、カルメン・アマジャ(Carmen Amaya)、ニーニャ・デ・ロス・ペイネス(Niña de los Peines)、ファン・タレガ(Juan Talega)、サビーカス(Sabicas)・・・。2階は上映室で、定期的に上映会が行われているらしく扉にスケジュールが張り出されていた。3階はギャラリーと資料館で、ギャラリーにはフラメンコ・ギターとか昔のチラシや新聞とかが展示してある。資料館には受付があって、自分が見たいのを検索して出してもらって視聴覚室で見るって感じなんでしょうかね。
アンダルシア・フラメンコ・センター
AFCの表札
AFCのパティオ
1階のギャラリー
2階の上映室
3階の視聴覚室

10:00 サン・マテオ(San Mateo)地区に到着。メルカド広場(Plaza Mercado)にあるラ・ラガ・デ・ティオ・パリージャ(El Lagá de Tio Parrilla)というタブラオとサン・マテオ教会を見る、といってもどっちも閉まってますが。ラ・ラガ・デ・ティオ・パリージャはパリージャ・デ・ヘレス(Parrilla de Jerez)のお兄さんが経営されてるタブラオみたいです。確かアントニオ・デ・ラ・マレーナ(Antonio de la Malena)はサン・マテオの出身だった気がするな。今も近くに住んでいるのかな。
ラ・ラガ・デ・ティオ・パリージャ
ラ・ラガ・デ・ティオ・パリージャの表札
サン・マテオ教会

10:30 ポルベラ通り(Calle volverá)のバル。サン・マテオからの帰り道。カフェ・コン・レチェ(Café con leche)、ハモンのボガディージョで5.00ユーロ。お勘定するときにカウンターの中のおじさんカマレロに「オマエは日本人か?」と聞かれる。「そうだけど、何で?」と聞くと、「そいつが」といってカウンターの外の若いカマレロを指差して「オマエのことを中国人だというがオレは日本人だと思ったんだ」とのこと。おじさんが正解!どこで見分けるんだろ。

10:50 再びインフォメーションに到着。当たり前だけど今度はちゃんと開いている。アルヘシーラス(Algeciras)への行き方を教えてもらう。前回来た時に聞くのを忘れていたからだ。国鉄駅の横にバス・ターミナルがあってそこからバスで1時間半とのこと。バスの時刻表ももらった、サンキュー。

12:20 宿へ。宿の若旦那に延泊を申し入れ、4泊から5泊にしてもらった。

13:40 バル・ラ・ベガ。ビール、レンズ豆の煮物で10.50ユーロ。今日もテーブル席で食べた。前と同じ前菜がでてきて、こいつがなかなか美味い。色が真紫で漬物みたいなのがどっさりでてくる。根菜みたいなんだけど何の食材だかわからないので「じゃがいもか?」と聞いてみたら「違うけど似たようなもんだ」とのこと。シャキシャキとした歯ざわりと酢漬けが食欲をそそります。

そして食事の最中にまたフラメンカー探知装置の針がにょきーんと右に。市場通りを向いて食べてたら、表のテラサと店の間で立ち話をするおじさんに反応した。ちょい太めの体型、おっかなそうな顔、七三みたいな髪型、パコ・セペーロ(Paco Cepero)じゃん!じーっとみつめて本人確認開始。んー、よくわかんないけど多分パコ・セペーロだ。てくてくと店の外を歩き出して角を曲がって消えて行かれました、あーあ。食事中断して写真撮ってもらいに行けば良かったかな。

14:40 宿へ。

15:00 シエスタ。

18:00 起床。

19:45 バル・パコへ。ビール、ナスの焼き物で3.00ユーロ。テレビでファンダンゴ(Fandangos)のど自慢みたいのをやっている。「1番、ファンさん、コルドバ(Córdoba)出身、タクシー運転手、唄はチョコラーテ(Chocolate)のファンダンゴです」みたいな感じ。別に優劣を競うのではなく、5人くらいで順番にレトラをを1つづつ唄って、2周くらい唄ったら「また来週~!」みたいに終わってました。

20:30 三度宿へ。シャワーを浴びて寝た。

22:00 起床。宿の若旦那に頼んでタクシーを呼んでもらい、午前中立ち寄ったラ・ラガ・デ・ティオ・パリージャへ行くことにする。

22:20 ラ・ラガ・デ・ティオ・パリージャへ到着。タクシー代5.24ユーロ。中は結構広くてテーブルが30脚くらいあったかな。壁にはフラメンコ関連の写真がたくさん貼ってあった。お客はボク以外に3組、ボク以外はみんな2人連れ。店の奥の方で今晩の出演者が唄とフラメンコ・ギターとパルマで遊んでいる。

ヘレのオロロソ(Oloroso)とガンバ・アル・アヒージョ(Gambas al Ajillo)を頼んでちびちびやりながら待つことに。注文を取に来るこの割烹着のおじさんがパリージャ・デ・ヘレスのお兄さんなのか?少し若いような気がするな。程なくショーが開始された。カンテ・フラメンコは若かりし日の佐藤蛾次郎さんみたいな風貌でしゃがれ声で唄う。フラメンコ・ギターは若い感じのこれまたちりちり頭でかなりの技巧派、人前に出てくるスペイン人はみんな上手いね。そして女性の踊り手が4人。ブレリア(Bulerías)、セビジャーナ(Sevillanas)、アレグリア(Alegrías)、シギリージャ(Siguiriyas)、ブレリア、ソレア・ポル・ブレリア(Soleá por Bulerías)、フィン・デ・フィエスタ(Fin de Fiesta)のブレリアでした。真ん中のブレリアは踊り手の女性が独りで唄いながらちょこちょこ踊るタイプのやつで、本場の人でないとなかなかできないですよね、これは。マカニータ(Macanita)のカンシオン「ワタシは今、真っ赤に燃える蝋燭」を唄ってはけて行かれました。
店内の壁の写真
演目の間には必ずハレオが入る
シギリージャの最後部分

お勘定のときに割烹着のおじさんに「あなたがパリージャ・デ・ヘレスのお兄さんなのですか?」と聞いてみたら「違う違う。オレはいとこだ」とのこと。その後彼は「ファン・パリージャ(Juan Parrilla)と話したいか?」と聞いてきたので、良く分かんなかったけど一応「はい」と答えるとファン・パリージャさんが出て来たので彼と少しお話した。どうやらこの人がここの社長でパリージャ・デ・ヘレスのお兄さんのファン・パリージャらしい。彼は「バイクでずっこけちゃってさー」といって左手の小指を見せてくれた。ごっつい指に縦に傷跡が残っている。「もう痛くは無いけどしっかり曲がらないからフラメンコ・ギターが弾けないんだよ」みたいなことを言われてました。バイクずっこけ話のお蔭で肝心な弟さんの具合のことを聞くの忘れてしまったよ。23ユーロ。

12:15 タクシーで宿へ。4.64ユーロ。

12:45 就寝。


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