オニヒトデ
Posted by クニ at 09:25他の踊り(フラメンコ)教室に通う友人から、レッスンの様子を聞くことがあります。
あの手この手で"踊る"ということを生徒に理解させようとする先生の様子が伝わってきます。教える内容の根幹部分は、どこの先生でも大きく変わらないようですが、それを説明する言葉に先生の個性が出てきてなかなか面白い。
ある人は「自分が大きな樹木になった気分で、身体の軸を安定させて、腕を枝のようにしなやかに…という説明を受けた。」と言っていました。イメージを作りやすくていいですね~。
他の友人は「内臓から動かせ、って言うのよね~。肺とか胃袋とかがそれぞれ生き物のように…って。」「毛穴から音楽を感じろ、って言われたぁ。」などなど。表現方法はすごいけど、それぞれ、先生が言わんとすることはよく分かる。
さらに別の友人は「先生が飼っている小型犬の話をするんだよね。"うちの犬が階段をダーッとかけ降りて、スタッと立ち止まったの。そういう感じで!!"とか言われたんだけど、犬を飼ったことのない人間には理解しにくい説明だよ~。」いやいや、犬やネコは比較的身の回りで見かけやすいオーソドックスな生き物だから、まだ想像できるぞ。
私の先生は、何を血迷ったか「オニヒトデ」を例に出してきたことがあります。オニヒトデは、胃袋を体外に出して食物を消化吸収するそうです。その様子から、踊るときに"身体を中から動かす感覚"をつかんでもらいたかったらしい。それにしても、よりによってオニヒトデです。決して誰もが知っているメジャーな生物ではなく、私も含めおそらくほとんど全ての生徒のアタマの中で「???」が渦巻いていたはず。
偶然ですが、そのレッスンの翌日、オニヒトデの写真が載っている新聞を見ました。冬でも水温が15度以上でなければ越冬できないトゲトゲの有毒生物。
関東地方に住んでいて、こんな生物の補食行動を見たことのある生徒が何人いる?


