ロスのフラメンコ・ギタリストJose Tanaka氏のブログがアツイ件
Posted by イガ at 20:01
Jose Tanaka氏はアメリカ・ロサンゼルス在住のプロのフラメンコ・ギタリスト。ブログのエントリーがアツイです。
インターネットのフラメンコ事情
まずこちらの記事でぶちかましてます。
まぁ、見てないから知らないけどドラマがひどいのは仕方ないとして本題のラスゲアード奏法に関して、
今僕はオフィシャルサイトの方でフラメンコギターフォーラムを日本語と英語両方作る作業をしているんですが その準備でよくある質問、フラメンコ奏法の解説の下書きをしていて 参考に検索をしていろんなサイトを見ているんですが、 ラスゲアード、ラスゲアード奏法で検索してみました。
続いて、
で昨晩2時頃までラスゲアード検索で出てきたページ最初の40件位まで読んで殆どのページが偏った解釈をしていて(間違っている訳ではないのですが)、中には完全に間違っているも沢山あってサンプル音源やビデオまで『え〜っ????』と思う様なものを乗せている方達が多いので驚きました。アマの方が趣味で載せているものあれば中にはプロの方も。
何やら雲行きが怪しいので試しにGoogleでラスゲアードを調べると・・・、
ゲッ!!17位!!
このブログの用語解説が見事にヒット。
あー、やべーなぁ(´・ω・`)
で、
アマの方はともかくプロの人はもう少し教える前にきちんと勉強して欲しいです。じゃなきゃ変なフラメンコがテレビに出てきても仕方が無いです。上手いプロの方達はもっとネットで情報提供をして欲しいものです。セミプロやアマの方達の偏った情報が氾濫してしまっています。
アマなんですが胸が痛い・・・。偏った情報を氾濫させてる張本人として軽く反省。(あくまで軽くです)
まぁでも、インターネットの最大の特徴はオープンな点なので情報の氾濫、偏りは仕方ないとして、大事なのは使う人のリテラシーだと思います。
その情報が果たして正しいのか、必要なものか、それを見極めることができるかどうかがとても重要であるとも言えます。例えばWikipedeiaは素晴らしいけれどすべてを鵜呑みにしてはいけないってことですな。
プロがきちんと勉強しなくちゃいけないのは正論。さらにプロ連中はネットで積極的に情報提供しろ、ってのも激しく同意。しっかり情報発信しているプロはおっしゃるように少ないと以前から感じていましたので。
フラメンコのスタイル
そして翌日の記事が、
かなり長文ですが、フラメンコ・ギターのラスゲアード奏法に関する考察は面白いですね。ラスゲアードはスタイルで異なるという考え方はへぇー、と思いました。
でもそのギターのテイストがスタイルなのか、個人の持ち味なのかっていう判断はやっぱりボクには難しい。
例えばヘレスのギタリストを見たときに、同じようなジャマーダを使うという認識はあっても、それが奏法レベルでヘレスのスタイルだと言い切れるような感覚には至っていない。
著名な人の音だと右手のタッチで誰が弾いてるか分かる場合もあるけど、それが本当に右手のタッチのせいなのかそれともフレーズなのかと言われれば曖昧です。
まぁ全部が全部きっちりスタイルによって違いがあるって話じゃないと思いますが。
また、拡大解釈してラスゲアードは、じゃなく唄とかフラメンコそのものに置き換えてもいいような気もします。
スペイン人は生まれ育った土地のフラメンコ=自分のフラメンコだけど、我々外国人は土地のフラメンコとは無縁です。だからもっとフラメンコを俯瞰して自分がどのスタイルに共感しているのかを探すべきでしょう。
でもスタイルを追求することこそ難しくて、とてつもなく時間のかかる作業だと思う。外国人にはハードル高いようにも感じます。
フラメンコのことをもっといろいろ書いて欲しい
Jose Tanaka氏が述べているようにフラメンコは地域のスタイル、年代、個人差によって千差万別なのに「スタイルの違い」という共通認識があまりない。
やたらなことを書いて前提条件の違う人たちからバッシングに遭いたくはない。だからインターネットで情報発信することに消極的な人が多いのかもしれない。
これに関しては個人的にはいろいろな意見が読めたほうが面白いと思っているので、もっとオープンで、みんなが寛容になればいいと思う。
それと自分でツールを使いこなしてメディアをやるってのは大変だからやらない、って人も多いのかな。でもプロに関して言えばこれが理由で情報発信していないのは厳しい言い方ですが怠慢だとも言えます。「スペイン人はそんなことしてない」という言い訳は「あなたスペイン人じゃないでしょ」という屁理屈で返すことにします。
もっとオープンなフラメンコ求む
日本の教室で度々耳にするのが囲い込み経営。在籍する生徒、自分のもとを去っていく生徒に対して活動を制限する話をよく聞く。外で活動するなと言われるらしい。ひとつのやり方かもしれないけれどまったく時代に即していないと感じます。
生徒を束縛せず、自分が持っている情報はインターネットで積極的に公開すれば自分が考えもしなかったところで、新しい何かを生み出す可能性があって、そのことはマーケットを活性化させて、巡っては自分の利益に繋がるというオープン・ソースの思考になっていない。
囲い込んで一切情報を出さないやり方は自分で自分の首を絞めてるのと同じこと。技術を共有して情報を発信してこそ世界は発展していくものなのに。
特許技術もそうですよね。特許権は軍事技術に転用可能なもの意外は一定期間経過後にリリースされて誰でも利用可能になります。特許権が永久では産業が発展しないからです。
意地悪な言い方をすれば、自分さえ良ければいい的な今のやり方では衰退するってことです。
みんないろいろ知りたいんだし、フラメンコが盛り上がって欲しいんだし、がんばって欲しいです。
というわけで、Jose Tanaka氏のブログはまだまだ続くようなので今後も楽しみにしたいと思います。
最近マイブームっす。ソウル・フードってやつかな。






















