日本のブログやSNSは青少年インターネット規制法案によって絶滅に
Posted by イガ at 19:35
自民党の高市早苗議員が推し進める「青少年インターネット規制法案」が成立すると、事実上の検閲体制が敷かれることになってブログもSNSもニュースサイトもみんなおしまいのようです。
ブログをやってる人、SNSをやってる人、ROM(見るだけ)の人でさえ他人事では済まないでしょう。
日本中のあらゆるサイトを死滅に追い込むかもしれません。サイト運営者、インターネット利用者として他人事では済まない、絶対に反対です。
法案が成立すれば日本のネットは終わる
以下はニュース・サイトGIGAZINEのエントリーです。分かりやすく書かれています。
「青少年インターネット規制法案」が成立すると、日本のネットは完全に死ぬ
ざっくり言うと、
この法案が通れば日本のネットは完全に死ぬということです。これは誇張でも何でもなく、だからこそヤフーやマイクロソフトなどがわざわざ記者会見を開いているわけです。法案名に「青少年」と書いてありますが、実際には青少年ではなく、日本でネットを利用するあらゆる人々が被害を受けるというとんでもない法案です。従わない場合には懲役か罰金まであります。
という事実上の検閲体制ができあがって表現の自由もへったくれもなくなります。
ヤフー、マイクロソフト、楽天など5社が23日に反対意見表明記者会見を開いています。
「青少年インターネット規制法案」にヤフーとマイクロソフトと楽天などが共同で「反対」を表明
具体的にはすべてのサイトにフィルターをかけるんですが、
フィルタリングによる有害コンテンツに合致しそうな場合は、パスワードを持っていないと閲覧できない会員制にするか、自分のサイトを「有害サイト」として申請しろ、そうしないと削除するよ、従わない場合には「6ヶ月以下の懲役又は100万円以下の罰金」だよ、ということ。当然ながらあらゆるページ、あらゆるブログ、あらゆるネットサービスについてこの法案が適用されますので、ネット上でビジネスを行っている企業から、趣味のページを作っている個人に至るまで、有害であると見なされればすべてが規制されます。
そんなバカな。その結果、
法律に引っかからないようにあらゆる表現を自粛、ネット上のあらゆるサービスやコンテンツは萎縮していき、衰退するのが自明の理というわけです。
となる。おしまいです。
高市法案で亀戸の失踪事件は防げない
そして高市法案の問題点と少年犯罪対策は以下が詳しいです。
高市法案の筋が悪い点はいくつもあるが,* ISP・携帯キャリアへの行政処分を通じたサイトの間接支配
* 広すぎて不明瞭な有害の定義と,特別行政委員会の設置の2点が特に気になる。
有害情報が削除されれば大人もみれなくなるので実質的な検閲だし,その基準は国会でも裁判所ではなく特別行政委員会である青少年健全育成推進委員会が決める。この委員会は内閣府青少年担当にぶら下がるが,ここは警察庁の出向ポストだから,実質的には警察が下書きした原案を委員がレビューして,引っかかった表現だけ直すかたちとなる。形式論をすっ飛ばせば「概ね警察が決めた基準でネットコンテンツを検閲します,手を下すのはISPや携帯キャリアだから憲法違反ではありません」ということだ。
そしてやはり、
ISPや携帯キャリアは責任論を恐れて必要以上に萎縮した運用を行い,過剰な干渉や監視コスト増を嫌ったコンテンツ事業者も優秀な技術者も,日本からは逃げ出してしまう可能性がある。
と、GIGAZINEと同じ問題点が指摘されています。
なお、この反対意見の後にしっかりと対案が提示されています。
また本件に関連して、先日起きた江東区亀戸の19歳女性の出会い系サイト絡みの事件に関しては
が興味深いです。
出会い系サイトで知り合った人についていくのが悪いんだよ、といいたいところだが、出会い系ってみんな知らない人と逢えちゃうから出会い系なんだし、大概のひとはそれで被害に遭わないんだし、やっぱ悪いことする犯人を捕まえるしかないよねー、とか思う訳だ。年に1万人くらいは交通事故で死んでいて、3万人くらいは自殺していて、それと比べればワイドショーを賑わす出会い系絡みの誘拐殺人なんて警察庁の資料によれば年に片手で数えられるくらいの件数で、報道される分マインドシェアは高いけれども、知らない人にホイホイついていって、自業自得だし制度で保護するほどの話じゃないし、保護しようとしてできるものでもないと思うんだよね。
という部分と、
いや実際のところ二つの大きな疑問があって、こういうのって出会い系サイトが問題なんだろうかということと、じゃあ有害コンテンツとして規制してどうなるのかということだ。戦前から郵便局員が会員制出会い雑誌をつくって捕まったことがあったし、ナンパスポットとか、雑誌の文通欄とか、伝言ダイヤルとか時代時代に応じた出会いメディアって根強くあって、たぶん大概のひとは人肌恋しい小市民だけれど、或る割合で今回の事件で捕まったようなポン中のヤバい奴とかもいる訳だ。これはリスクであって、リテラシーがあって避けられるものでもない。
という指摘。
昨日のエントリー、
ロスのフラメンコ・ギタリストJose Tanaka氏のブログがアツイ件
でも書いたけど、インターネットはそのオープンさが最大のウリであるがゆえに利用者のリテラシーがまず重要になってくると思う。
そして上記でmkusunok氏が言っているようにリテラシーがあっても避けらない部分が絶対にあって、それが全体の割合で言えばわずかな数だけどメディアの取り上げ方も手伝って法規制が必要だという論調になるのはおかしいでしょう。
出会い系サイトじゃなく、犯罪を起こすヤバイ人たちの問題で、こういう人は出会い系サイトが規制されても別の手段で犯罪を起こすだろうということ。
もし法案が成立すれば日本中の何千万人の人々が甚大な被害を受けることになりそうです。
そもそも「青少年インターネット規制法案」を推し進める人たちはインターネットの利用者なんでしょうか?まったく国会議員のセンセイは何してくれてるんでしょ。
この法律ではきっと青少年を守れないし、日本のIT産業は絶滅する。誰も得しない。
ホント冗談じゃない。
今朝ビミョーに風邪気味で、あれ?と思ったけど、この記事でテンション上がったら良くなったみたい。






















