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2007年06月11日

課題6 モカシン その5

Posted by イガ at 20:46

はい、出来上がりました。
完成です。
正面から。
アップ。
横から。
ソールです。

このモカシンは今までの靴と違い、袋状の構造になっているのが特徴です。専用の木型を起こしたこととも関係しますが、履いたときに足を覆う靴下のような感覚があります。

靴自体の構造が原始的で、基本的に革一枚で足を包み、ソールを貼っただけです。つま先やかかとの芯はなく、ライニングすらありません。従って作業工程が単純で、あっという間に完成した感じがします。

それ故、この靴も長い時間履いて長距離を歩く靴ではありません。つっかけに毛が生えた程度のご近所履きでしょう。しかし履き口の回りをぐるっと1周している紐を引っ張って結ぶことで履き口を締めることができ、歩いていて脱げることはありません。この手の靴で割りと見かけるのがドライビング・シューズです。平らな底を付けて車の運転用に仕立てたものですね。

またまたジジ臭いかも・・・^^;

2007年05月21日

課題6 モカシン その4

Posted by イガ at 21:19

底付けに入ります。

今回も大谷商店で買ってきたビブラム・ソールを使います。
ビブラムのタンク・ソールです。

写真は余分な部分を落とし終えた状態で、買ってきたとき(写真を撮り忘れました・・・)はもっと大きいです。

このソールの素材はゴムなんですが、対磨耗性が高いらしくなかなか削れません。この状態にするのに1時間近くグラインダーと格闘しました。

大きさを決めたら輪ゴムで留めてアッパーと合わせてみます。
アッパーとソールを合わせたところ。

問題が無ければのり付けします。
のりを塗って乾かします。

もうちょっとです。

2007年05月13日

課題6 モカシン その3

Posted by イガ at 13:15

アッパーが出来たら木型に履かせます。
よいしょっ、と。
木型に履かせました。

モカシンは製甲が楽です。元々パーツが少ない上に、ライニングもないので、ミシンで縫うのも片足で3ヶ所だけです。

モカ縫いの紐を締めて、底をのりで貼ったらおしまいです。つり込み(というのか分んないけど)も楽チンです。
紐をぎゅー、っと締めます。

履き口もぴしっとしていますね。この状態で履き口がぱかぱか開いてしまっていたらパターン・メークが失敗している訳です。そうならないようにフィッティング・モデルを何度も作り直して検証します。

今回も地味な靴だなぁ・・・、と毎回思う。

2007年04月29日

課題6 モカシン その2

Posted by イガ at 12:48

本番に取り掛かりたいと思います、とあっさり進行しますが・・・、

実は毎回どの靴を作るときでもフィッテング・モデルを数回作り直しています。

今回のモカシンで3回、前回のローファーで2回、その前のサイド・ゴアで2回・・・、という感じで、起こした型紙で正しくつり込めるか、実際に履いてみて問題はないか、といった具合にその都度検証しています。

自分の場合、パターン引きからやり直す場合も多いので結構面倒だったりする訳ですが、パターン引き→型紙作成→フィティングで足入れ確認→だめだこりゃ!→最初からやり直し・・・、という過程が実に身になるなぁ、と感じています。

実際に本番の靴を作るのはとても楽しいのですが、パターンと型紙のセオリーを習得するのはそれ以前の地道なやり直しに尽きるんじゃないでしょうか。最初からやり直すからといって腐らずにやれる心の鍛錬を兼ねて反復学習するのです。いやぁ~、地味だ地味だ。

茶色の革です。
本番の革です。
アッパーができました。

同じ茶ですがサイド・ゴアの革とはまた別です。サイド・ゴアの革より厚みがあり、シボのないキップです。モカシンではライニングを付けないので厚い革を使います。

2007年04月23日

フィッティング検証6 ロング・ブーツ

Posted by イガ at 18:25

ロング・ブーツです。
ロング・ブーツです。

この靴はほぼ女性靴の範疇でしょうか。まま男性用もあるみたいですが、街で履いている人は皆無といってよいでしょう。女性に言わせると暖かくていいみたいですね。

ひざ下からぴったりさせるので内側がファスナーになっています。
内側はファスナーになっています。

ロング・ブーツの確認点は以下のとおり。
1.履くときにかかとがつかえないか
2.履いたときに履き口が真っすぐか
3.履いたときにふくらはぎに余計なダブつきがないか
4.履いたときに履き口外側に余計なダブつきがないか

たまには履いているところを自分で撮ってみたりして。
履いた。

ちなみに内外で革が違うのはたまたま同じ革を切らしたからです。阿修羅男爵みたいで大人気(?)でした。センター・シームで本物を作っても悪くない気もします。

フィッティング検証5 サンダル

Posted by イガ at 18:25

サンダルです。ここで学ぶサンダルは単なる「つっかけ」ではなく、足にしっかりとフィッティングさせて走っても脱げない「全力疾走型サンダル」です。
サンダルです。

もっとも大切なのはかかとのホールドで、木型につり込んだ後、履いてみて緩くないか確認します。

あと写真だと甲部も木型につり込んでますが実際は仮り留めだけして、足に合わせてつり込みます。

甲とかかとがしっかり押さえられているかを確認するのです。

フィッティング検証4 ジョッパー・ブーツ

Posted by イガ at 18:25

ジョッパー・ブーツを作ります。

インドのジョドプール騎兵隊が乗馬で履いていたのが起源で、英国発祥の靴です。くるぶし丈で足をくるっと巻くベルトが付きます。

フィッティングでは足入れを見るのでベルトは付けません。
ジョッパーです。

甲の真ん中でつまんで縫っているのは内側に切り返しがあるからです。クリーピングして1枚で作ることもできます。

履いてみて修正具合を確認します。
切ったり、貼ったり、つまんで縫ったり。

履いてみてベロの部分が起きると甲にシワができるので、革を足したりつまんで縫ったりして型紙の修正を行います。また内か外にセンターがずれていればそれも直します。この辺の手直しは手づくりならではです。

この記事の写真だけだとジョッパー・ブーツがどんな靴か分らない方も多いかもしれません。確認できたら課題は終わりだけど、履ける靴を作りたいなー、と思いました。

フィッティング検証3 ワラビー

Posted by イガ at 18:24

ワラビーを作ります。

ワラビーはデザート・ブーツと同様、イギリス・クラークス社の商標です。モカシンと同じくトゥルー・モカシンでつり込み式ではなく袋式になります。構造上、甲を圧迫せず、かつイン・ステップ部分の紐によりしっかり甲が押さえられます。履いた時の感触から、お腹の袋で子供を育てる有袋類の小型カンガルー「ワラビー」をイメージした名前なんだそうです、へー。

型紙から革を切り出して、
型紙とフィッティングの革。

クロージングです。モカ部分は手縫いの「被せモカ」です。
モカ縫い中です。

出来た。
完成です。

あっさりここまで来てますが、5回のやり直しを経ています(泣)。モカが決まらなかったり、手縫いの最中に穴が切れたり・・・。手作りで上手に作るのは難しい靴だなぁ、と思いました。

履いてみた感じから言ってズバリ「ワラビー」はナイス・ネーミングです。くるぶし部分が紐できゅっとなって足を袋に入れてる感じですもんね。

カンガルーでもコアラでもなくワラビーってのがいいよね。

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